新年を迎えました。今年もぼちぼち書いていきたいと思います。よろしくおつきあいのほどを。
今年最初に何を書こうかと悩んだのですが、以前から気になっていたことを書いてみたいと思います。それは「去年も1年間、あっという間だったね」という言葉です。この言葉、最近は誰からも発せられるように思うのですが、気のせいでしょうか。「はやいねぇ・・」と声をかけると「そう? そうでもないよ」と答が返って来ることはありません。
「1年が短い」「あっという間に時間が経つ」ということをよく聞くようになったのはいつ頃でしょう。少なくとも30年以上前には、誰彼もが「時間が経つのが速い」と言っていたような記憶はありません。しかし、世の中が忙しくなっていたのは事実でしょう。「の~んびり行こうぜ、お~れ~た~ちは」なんていう歌が流行ったのも、30年ちょっと前ではなかったかなぁ。
時間が経つのが速く感じられる、ということは、単に「変化が速い」ということだけでなく、「頭が働いている時間が長い」「情報量が多い」などの理由も考えられます。「忙しいと時間が経つのが速い」「楽しい時間は時が経つのが速い」などとは、昔から言われていることですね。
気になっていることは何か、というと、「だんだんみんなが時間が経つのを速くなると感じる社会」はどんなものなのだろうか、ということです。「そんなの簡単じゃん。馬が車になり、新幹線になり、飛行機になる。手紙がメールになる。携帯電話が普及する。インターネットで情報が瞬時に世界を飛び回る。だから情報量が増え、それが変化する速度も速くなるのさ」とは、私のある友人の言い方ですが、なんだかそれだけじゃないような気がするのです。それが何なんだろう、というのが、私の「気持ち悪さ」です。
情報が増えると、相対的にひとつの情報が占める意味/価値が減少してしまう可能性があります。時間が「飛ぶように」進んでいくとき、情報や行動が持つ意味が希薄化するような危惧を持っているのかもしれません。少なくとも、自分が関わるものだけは、そうならないようにしたいものです。
みなさんにとって、今年がよい年でありますように。
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