本日の「怒」090708/やっぱり解散はできないだろうな。麻生首相のマンガぶりを手助けする民主党もどうかと思う
サミット前の党人事と解散を封じられた麻生首相。今頃は、つかの間の主役気分を味わっていることでしょう。退陣確実の首相をサミットに送り出さねばならない哀しい国民としては、マンガ首相が余計な約束をひとつでもしないで「おとなしく」ご帰国願いたいと切に念じている次第です。
さて、7月5日のエントリー(http://do-do-do.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/090705-5996.html)で東国原知事と橋本知事、そして自民党の「できレース」と断じた当ブログですが、あらかじめ書かれた台本すら演じることができない東国原知事と自民党の執行部のお馬鹿ぶりを、多くの国民は冷めた目で見ているようです(東国原知事の国政転身に8割が反対)。頭がまわる橋下知事だけは、民主党執行部との会談などをセッティングして、お馬鹿ぶりを露呈した東国原知事から距離をおけるように画策しています。
そもそも、自民党や官僚にとっては、東国原氏の国政転身は願ってもないことでしょう。仮に、仮にですよ、総理になったら、官僚はやりたい放題です。それは、宮崎県のPR大使としてしか役に立っていない東国原氏の「実績」を見れば十分にわかります。氏は細かいことはわからないのですから、かけ声だけかけてもらって、裏で「しっかり」支える。官僚組織にとってこんなに素敵な総理はいないのです。
現状の自民党を見る限り、東国原知事を「総裁に」という声が大きくなることはなさそうですが、国会議員になりたくてしかたがない東国原知事が条件のバーゲンセールを始めたようなので、衆議院議員選挙に出ることは既定路線になりつつあります。あとは、「決める決めない」でごたごたと決定を長引かせ、その間にマスコミの注目を集めておくことが、自民党にとっても東国原知事にとっても一番重要なことですね。
さて、一方の麻生首相ですが、報道を見ると「解散する/できない」の両方の見方にはっきり分かれているようです。「解散できない」派の根拠は、三木武夫元首相が閣僚の反対で解散を断念せざるを得なかった例を挙げて、「優柔不断な麻生首相では、解散反対の党内世論を押し切ってまで解散権を行使することはできないだろう」というものです。この読みの背景には、「いくらなんでも麻生首相もそこまで阿呆ではあるまい」という見方(期待?)があります。自爆するかのごとく解散権を行使してしまえば、麻生首相もろともに自公政権が潰れてしまうことが明らかだからです。
一方「解散する」派は、「祖父が封じられた解散権を意地でも行使するだろう」という見方(あきらめ?)がその根拠のようです。これまでの数々の常軌を逸した言動から、「阿呆首相ならやりかねない」と思ってしまうのでしょう。「ひょっとしたら、自分が先頭に立って選挙を行なえば、勝てないまでも大敗はしない、と思っているかもしれない」という危機感の表れでもあります。
私は、さすがに麻生首相はこのままでは解散しないだろうと思います。いくらなんでも、そこまで「阿呆」じゃないでしょう。あるとすれば、不信任案を否決して、自民党の議員が自縄自縛に陥った時のみだと思います。もちろん、時期は少し遅くなるでしょうが。
さて、麻生首相での解散が大歓迎のはずの民主党ですが、相変わらず腰の定まらない対応をしています。解散しない口実にさせないため、といって法案を次々に通している割りには、麻生首相での解散の近道になる内閣不信任案の提出を渋っています。「不信任案が可決したら、解散をしないで総辞職しかねない」というのがその理由ですが、これは二重の理由で誤りだと思います。
まず第一に、筋論があります。これまで麻生首相がやってきたことは、ここ数人の総理に比べても「不信任」に十分値するものだと思いますが、民主党はそのように考えていないのでしょうか。
現実問題としても、自民党と公明党からそんなに造反者がでるでしょうか。どうしても麻生首相で選挙をやりたくないと思っている自民党の衆議院議員は多いと思いますが、不信任案で造反することは、とてもハードルが高いはずです。仮に不信任案が可決して麻生首相が総辞職したとしても、決め手となる総裁候補がいない自民党が内部でごたごたするのは目に見えています。
確かに、都議選で自民党が大敗し、麻生首相が政権を放り投げてしまうと、恐ろしい事態が起こるかもしれません。与党少数となった石原都知事が嫌気がさして都知事を辞め、橋下大阪府知事と連合を組んで自民党の補完勢力として衆議院議員選挙に立つ。自民党は、当然、石原氏を東京の比例1位、橋下氏を近畿の1位で、東国原氏を九州の1位で処遇し、「当選後は石原総理、橋下幹事長、東国原総務大臣」としてでも手形を切る。身の毛もよだつような恐ろしい組み合わせですが、こうなるとメディアは完全に「ジャック」されてしまうでしょうから、自民党が大勝することもない話ではありません。
いかん。書きながら、自分で言っていることが恐ろしくなってきました・・・こんな組み合わせが実現してしまったら、恐ろしい世の中になりそうです。さすがに起こりえないことだとは思いますが・・・
やっぱり、麻生首相には頑張って解散権を行使していただきたいです・・・それが、麻生首相が、国民のこの国の将来にとって唯一の「功績」を残せる最後のチャンスです。


コメント